後ろから懐かしい声がする


「夏恋…?」


振り返ると、


「た…くま…」


そう思って見てみると、寝坊して寝癖を治す時間がなかったのか


髪が変な方向にはねてる。


それを見てあたしは思わず吹き出してしまった。


ぶふっ

「なに笑ってんだよ」

たくまが照れたように笑う


「髪それはやばい。剛毛なの変わらないね」


そう言うと髪を押さえながら

「うるせえ」そう言ってふんっとした