そして着いた控え室。

深呼吸する間もなくそのドアは悠太くんによって開かれた。


中にいる部員たちが一斉に
こっちを見る。


その瞬間顔を赤らめたり

横の部員をつんつんつついてみたり…


美那といるとやっぱり目立つなあ…


「夏恋ちゃん!!!!」


そう言って奥の席から近づいてくるのは



「翔夏くん」


あたしはそう言って笑う。

というよりもにやけてしまった。


だって…