あたしは冷や汗をかきながら立ち上がる。


そして申し訳ない気持ちを全面に出して言った



「すみません、わかりません」


するとどこかからぶはっと聞こえ、

そこからどわっと笑いが起こった。


恥ずかしさで目が覚めたあたし。


席に座ると隣の紗也が


「スケベな夢見てたの?」

ってニヤニヤ聞いてきた。

だからあたしは首をぶんぶん振って

「見てないよ!」っていうと、


「寝ながらニヤニヤしてたよ」

そう言われた。