あーちゃんは美人で、勉強も運動も何でも出来て、まさに完璧女子

そんなあーちゃんが選んだ人なら、大丈夫なんだろう


「あーちゃん、幸せになってね」



「なによ、その別れみたいな言い方」

これも照れ隠しの言葉だって、一緒にいさせてもらっている間に分かるようになった

それから、


「でも、ありがとう」

あーちゃんは優しく笑った



それに返すように、私は笑いたかった
本当に私だって嬉しかった


でも、




ーーーー私には、笑い方がわからない