朱美はその話を聞いて、

ドキリとした。






朱美はそれと同じようなメールを

最近、

読んだばかりだったから……。






そしてそのメールが

送られてきたクラスメイト

一条美和子は、

昨日、死んでしまった

ばかりだったから。






喜美香は不安そうに

朱美の顔を見つめ、

朱美に小声でこう言った。






「朱美、あのさぁ、

私に送られてきた

イヤガラセのメール、

見てもらえないかしら?」