久保志織の冷たい手が、

私の肩をガッシリとつかみ、

私は久保志織の強い力に押され、

後ろによろめいた。






「やめて!

お願いだから……。






こんな理不尽な罰を

どうして私が受けなくては

ならないの?






私とあなたは、関係ない。






今までも、これから先も、

私たちの人生が交わることなんて

決してない」






私がそう叫んだとき、

私の体は久保志織に

突飛ばされ、

私はそのまま

後方によろめき倒れ込むと、

二階の窓ガラスを突き破って、

頭からコンクリートの床へと

墜落していった。