これが私の

悲しくてみじめな物語です。






私がもう一度、

人生をやり直せるとしても、

やはり私の人生は

私が高校三年生のときに、

暗転する運命なのでしょう。






私はあなたがうらやましくて

仕方がありません。






私が叶えたかった夢を

あなたならいとも簡単に

叶えてしまうのでしょう。






私はあなたになりたい。






私はあなたになって、

もう一度、人生をやり直したい。






でもそれは、決して叶わない

夢なのです。






私はあなたが憎い。






幸せなあなたが、

憎くて憎くて仕方がありません。






どうかお願いです。






今すぐ死んでくれませんか?






あなたが目映い光を

放てば放つほど、

あなたへの憎しみが、

私の中で次から次へと

膨れ上がっていくのです。






やっぱりあなたには、

死んでもらわなくては

なりません。






それがやはり、

平等というやつに

違いないはずだから……】