私は手紙を読んでいるうちに、

カタカタと膝が震え、

恐ろしくて、

気分が悪くなってきた。






〈 何なの、この手紙!






久保志織って、いったい誰?






私には、全然、

関係のない人じゃない!






ふざけないで!






私が恨まれなくては

ならない理由なんて、

どこにもないじゃない! 〉






私はそう思いながら、

手紙の続きを読み始めた。