私は、武田薫が

いなくなったあとも、

しばらく屋上でうずくまり、

恐怖に怯えて泣いていた。






私は今まで、

頑張ってきただけなのに

どうして私が妬まれたり、

憎まれたりしなくては

ならないのか?






どうして死んで欲しいと

思われるほどに

恨まれているのか?






私はどこかで、

監視されているのだろうか?






私の知らないどこかで

私に憎しみを持った

冷たい視線が、

私の体を貫いているのだろうか?






いったい、

私を憎んでいるのは、誰?






私はこれから、

どうすればいいの?