屋台の兄ちゃん。
彼があたしの運命の人になるのは。

彼は30歳。
広野 ヒロ。
身長は高くて、筋肉質で、痩せてる。
あたしには勿体無いくらいの男性。
交換した連絡先で連絡を取り合えて、毎日朝まで電話をして、色んな話をして。
その時
(顔を忘れないように会いにいく)と
メールがきた。
もう22時で、少し寒い風も吹いてた4月だった。
それから1時間後。
(ついたよー) と
メールがきた。
カーディガンを羽織って外に出た。
そしたら、車に兄ちゃんがいた。
それから最寄り駅までドライブして、その間に距離は縮まった気もした。
でも、帰りの道まで交際の話にはならなかった。
家に着いた後
兄ちゃんが
(じゃー家に帰りな!)
なんかあっさりしてるから
(やだぁ!)
(帰るの!!!)
(やだぁー、じゃー付き合ってくれたら帰る!)
(もうー!)
(ぷぃ!)
(分かったよ!、つきあうよ!)
(ほんとに?!)
(いいよ!)
と言ってその日は寝れなくて。
幸せだった事を。。。