父がいた。足下には粉々のビンの破片が転がっている。そして、
母がいた
まだ小学1年であったが、ユウは気づいた。
「まさか、、、お父さん、、、」
その瞬間父が襲ってきた。
それからはもう覚えていない。
後の記憶では、新しい父と母が来た、ということだった。親以外その事件を知っているのは唯一ユウだけだったため、散々警察などに口止めされた。さすがに、こんな地獄絵図のような事をまだ幼い妹達に話したくもない。
それでも母の言われたことを信じて、何事も一生懸命に取り組んだ。
その中、くじけそうになった時支えてくれたのが、
「ゆーちゃん!どしたの?」
「ユウ、げんきないぞ」
光希と愛実だった。
いつも3人は一緒で、友達以上であった。
しかし、光希だけは、ユウにとって特別な存在であった。いつも見せてくれるその爽やかな笑顔が大好きで、遊ぶことになると、ユウ手作りのクッキーをいつも、美味しそうに食べてくれる。
その気持ちに気づいたのは、もう小5の冬であった。
それと同時に、あることに気づいてしまった。
光希は、愛実が好きだった。
母がいた
まだ小学1年であったが、ユウは気づいた。
「まさか、、、お父さん、、、」
その瞬間父が襲ってきた。
それからはもう覚えていない。
後の記憶では、新しい父と母が来た、ということだった。親以外その事件を知っているのは唯一ユウだけだったため、散々警察などに口止めされた。さすがに、こんな地獄絵図のような事をまだ幼い妹達に話したくもない。
それでも母の言われたことを信じて、何事も一生懸命に取り組んだ。
その中、くじけそうになった時支えてくれたのが、
「ゆーちゃん!どしたの?」
「ユウ、げんきないぞ」
光希と愛実だった。
いつも3人は一緒で、友達以上であった。
しかし、光希だけは、ユウにとって特別な存在であった。いつも見せてくれるその爽やかな笑顔が大好きで、遊ぶことになると、ユウ手作りのクッキーをいつも、美味しそうに食べてくれる。
その気持ちに気づいたのは、もう小5の冬であった。
それと同時に、あることに気づいてしまった。
光希は、愛実が好きだった。