「かなたせんぱいっ!」
やはり彼はそこにいた。校門から出て、何故か慌てて何かをしまっている。
「先輩?」
「、、、ああ、ごめん」
叶多は本当は煙草を吸っていたため、さすがに法律違反している所でコイツと鉢合わせせたくない。
「それより、みんなひどいんです。先輩のこと、外見で判断とかして、、、あっ、別に外見が悪いってことじゃないんですけど、、、」
はにかんで、どんどん声が小さくなる愛実
まあ、"みんな"の言う通り何だけどな
と叶多は思う。
それより今チャンスじゃね?
とふと叶多の頭に浮かんだ。その末かけた言葉は、、、
「どっか行かない?」
「えっ、、、」
この子にはサボりという言語がないのか?
今まで絡んだ女はすんなりサボったのに
でもここで終わる訳いかない、と叶多は思った。
せっかく見つけた
せっかく見つけた唯一の、、、