ユウは近頃憂鬱だ
この間の期末テストもtop5に入っていなかった。おかげで部活も最近集中できない。しかもスタメンは外れベンチメンバーに。そしてつい昨日愛実に念願の初彼氏ができたと思ったら、よりによってあの金沢叶多だし、、、最初は脅されたのかと思ったが、まさかの愛実からと聞いて失神しそうになった。そして今日、隣にいるのは愛実ではなく部活の友達。珍しいな、とうっとおしいのがいなくなって楽なのか、やっぱり寂しさを感じるのか、複雑だった。
「そりゃあさ、今まで仲間だった奴がいきなり彼氏でぇす♥とか言ってしかも相手がバリバリのヤンキーだったら心配だよねえ」
同中出身で愛実とも仲の良い妃咲が言う。
「ゆーちゃん!きっさきー!」
「痛ったぁ!もう!誰かと思った!」
いきなり抱きついてきたのは同じく同中出身で、クラスメイトのはるか、1年ながらダンス部でのレギュラーである。
「そーいえば愛実、あの叶多先輩と付き合うことになったんでしょ!?」
「そーよ」
「それでさ、ヤバイこと聞いちゃったの」
はるかのヤバイことはいつもヤバくない。
「っていって全然たいしたことない、、」
「ううん!部活の先輩が言ってたんだけど、、、」
深刻そうな顔をしてはるかは言った。
「叶多先輩、どうやら愛実のこと、体目当てらしいの」
この間の期末テストもtop5に入っていなかった。おかげで部活も最近集中できない。しかもスタメンは外れベンチメンバーに。そしてつい昨日愛実に念願の初彼氏ができたと思ったら、よりによってあの金沢叶多だし、、、最初は脅されたのかと思ったが、まさかの愛実からと聞いて失神しそうになった。そして今日、隣にいるのは愛実ではなく部活の友達。珍しいな、とうっとおしいのがいなくなって楽なのか、やっぱり寂しさを感じるのか、複雑だった。
「そりゃあさ、今まで仲間だった奴がいきなり彼氏でぇす♥とか言ってしかも相手がバリバリのヤンキーだったら心配だよねえ」
同中出身で愛実とも仲の良い妃咲が言う。
「ゆーちゃん!きっさきー!」
「痛ったぁ!もう!誰かと思った!」
いきなり抱きついてきたのは同じく同中出身で、クラスメイトのはるか、1年ながらダンス部でのレギュラーである。
「そーいえば愛実、あの叶多先輩と付き合うことになったんでしょ!?」
「そーよ」
「それでさ、ヤバイこと聞いちゃったの」
はるかのヤバイことはいつもヤバくない。
「っていって全然たいしたことない、、」
「ううん!部活の先輩が言ってたんだけど、、、」
深刻そうな顔をしてはるかは言った。
「叶多先輩、どうやら愛実のこと、体目当てらしいの」