「菜々…俺と結婚して下さい。」

 
 誰かに引き離されるなら自分で守るまでだ。

 
 結婚っていう形で守られるなら俺は後悔しない。

 
 大切な奴は一人でいいんだ。


 俺の大切な奴は菜々だ。

 
 菜々の変わりなんて居ないんだから。

 菜々を心の底から愛し…

 何があっても守り幸せにする。

 今は不安かしれない。でも菜々に幸せって思ってもらえるように頑張る。


 俺と一緒に居て良かった。間違えではなかったって思って貰えるように…一生かけて守っていく。



「えっ…えっ…先生?本気?」


「本気。」


「先生…あたし高校生だよ…」


「高校生だから何?俺は高校生の菜々と付き合ってるけど、菅原菜々。って言う一人の女を愛してるってだけ。高校生だから結婚しちゃいけないなんて法律ないだろ。1年、2年結婚するのが早くなって菜々との関係が守られるんだったら俺はお前との未来をとる。」


「先生…」


 ………


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