「菜々。神崎達に全部聞いた。」


「…先生、ごめんなさい…」


「当たり前だ。勝手に決めんな。」


「本当にごめんなさい…」


「菜々…俺の事好きか?」


「好きです。」


「よかった…」


「大好きです…」


「一人で辛かっただろ。気づいてやれなくてごめんな…」

 ううん…

 頭を左右に振って否定した。


「先生…寂しかった」


「俺も。」


 あっ…光った!

 流れ星が流れたんだ。


「あっ…!先生いま見ました?」


「あぁ。流れ星だ。」


「初めてみた!綺麗だった!!」


 あたし達二人を穏やかな空気がつつむ…