……………… 


 暴走した先生はもう止められない……


 あたし先生の甘い声に弱いんだ……



「ここで恥ずかしい事していいの?菜々ちゃん。」


「俺的には見せたくないんだけど。菜々が言う事聞かないから…仕方ないか!」


「せ、せ…せんせいッ…!」


「なに?好きっていってみ。俺の目見て。抱っこしてって言ってみ。」


「………だっ…だ、ダメです!そ…そ、そんな事…言えません!!!」


「なんで?菜々は抱っこされたくないの?好きじゃないの?俺はしたいんだけど。…菜々から好きって聞きたい。…言って。」


「俺はあなたが好きです。菜々は?…教えて。」

 

 先生の言葉にドキドキする。


 こうなると先生は言わせるまで諦めないんだ…ダダっ子だよ…



 ……………


 …………好き…大好き…


「先生が…好きです…大好き…先生…抱っこ…」


「良くできました。おいで。」


 先生に両脇を抱えられて膝に座れされた…恥ずかしい。

 顔から火が出そう…



「………おいそこのバカップル。2人の世界に入んな。ってか俺の前でイチャつくな。」


 ……あっ…石川先生居たんだ…2人の世界に入って存在を忘れてた…