先生の隣にチョコンと座った…。

「菜々?どうした?」

「先生の側に来たかっただけです!」

 美憂達のマネしてみた!思ってる事を言ってみた…やっぱり恥ずかしい…

「素直だな!そんなに俺が好きか?」

「はいっ!いけませんか?それにいつも素直です!」

「菜々?俺の膝の上に来て。」


「…………えっ…膝…?」


「そう。膝。」


「俺、菜々…抱きしめたいんだけど。」


 そりゃぁ…あたしも先生にくっきたいよ…っでもッ…


「菜々、早くしなきゃ…ここで恥ずかしい事するよ。」


 なっ…なんて事言うの!?


 先生がイキイキした顔で言う。


 は…は、恥ずかしい事って何…?ロクな事じゃないのは分かっます…先生は楽しんでるもん!


 甘い表情…キュンっ…って心臓が騒ぎだした…


 先生の言葉に踊らされてる…まるで手の平の上で転がされてるみたい…。


 先生の言葉は一つ一つ甘い…脳に甘い刺激が伝わる…先生はあたしの心を捕らえるのが上手…先生にしか動かないけどね…


「菜々…好きって言えないの?言ってくれないなら…言わせるよ…。」


 言えないよ…この場で…恥ずかしくて…ダメっ!!


 先生は本当に強引なんだ…あたしが困ってるって絶対わかってる…本当にSなんだから…