「お前ら勝手に酒飲むな!しかも堂々と教師の前で。」

 先生が隼人と美憂にネチネチ言ってる。


「先生が黙ってれば良いじゃん!!」


「言わねえよ。けど少しは気使えよ。」


「何で先生に気使わなきゃいけないの?先生だよ!」


「俺を何だと思ってんだ?」


「菜々にデレデレな変態教師。何か文句ある?協力してやってる可愛い俺たちに!!」


 あぁ…もう…隼人達…先生で遊びだしちゃったよ…

 この人達は引くって知らないんだろうな…あたしの周り…Sな人ばっかり…皆…強いです!!恐れ多き仲間達だ!!


 この人達に到底敵いっこない…


「クソガキ!俺にそんな口聞いて良いと思ってんのか?お前ら全員赤点にするぞ!」


「赤点!?職権乱用すんなよ!!いつも授業中集中攻撃するだけで十分だろ!!俺ら、いつも恥かいてんじゃん!!」


「いつも仕方なく当ててやってんだろ!おバカなお前らに頭良くなって頂きたいから。俺って親切だろ?何て良い先生なんだ!俺のおかげで赤点免れてるんだぞ。感謝しろよ。」


 先生のスパルタのお陰で赤点はない。けど…はぁ…勉強したくないですよ…一人でやっても分かんないし…先生に教えて貰うと……はぁ…テストがなきゃいいんだ!!!


「菜々…こんな変態教師やめときなよ。俺達を苛める事楽しがってるこの変態仮面教師。菜々はこんなのでいいの?どうせなら陸にしとけば?」


 隼人が先生の事を指さしてる…


「いてっ…!!先生!!指がっ!!!」


 先生が隼人の指を掴んだ…あぁ…指なんて出すから…