田んぼ道を抜けて小道に入る。


 山への入り口だ。


 細い道を器用に運転しながら、カーブをクネクネ道なりに進んで行く。


 斜面を登って行く。


「お前ら、目、瞑ってろ。」

 
 先生が目を瞑れって言う。


「凄い綺麗なんだよ。」


「目の前に、あの迫力ある夜景、見せたいんだよ。その方が感動するから目瞑ってろ。」


「はーい!」


 先生に言われた通り、あたし達は目を瞑った。


 隼人は、寝てて起きないから瞑る必要ないみたい!