「えぇっ…どっちも嫌です。」


 正直に言ってみた。


 だって…もしかしたらがあるかもしれないじゃん!!


「じゃあ…おしおきだな。頭使うよりか良いだろ。」


 どっちも嫌だって、そんなの通用する訳ないだろ。


菅原は大きな目をこれでもかってくらい開けて固まってる。



「菅原、また遅刻しちゃったしな。俺、忠告したしな。」

 
 先生が意地悪そうな顔で笑ったんだ。


 先生が微笑みながら顔を近づけてきた。


先生の顔がスレスレの所にある…。


 何か、文句あるのかと言わんばかりに余裕いっぱいの顔であたしを見る。



 そんな先生にビックリする。


 だって顔がっ!!!


 ち、ち、近いって!!!