「菜々、口あけて。」


 先生が甘い声で言ってくる。


 先生知ってる?


 あたし、先生のその声でお願いされたら断れないんだよ。


 先生の事何よりも大切で大好きだから…


 あたしはきっと先生の言いなりになっちゃうよ…先生にとって一番でいたい


 ずっと ずっと…先生の一番でありたい。


 大切だからこそあなたにとって大きな存在でありたい…


 せんせい…あたし、どんどん欲張りになって行ってるのが分かる…恋って凄いんだね。