「菜々、早くおいで。」


 先生に腕を引っ張られて転ぶ勢いで先生の胸に倒れこんだ。


 先生の膝の上に乗せられてる…

 
 なんて恥ずかしい格好なの…恋愛初心者のあたしには刺激が強すぎる。


「菜々、俺の目ちゃんと見て。」


 せんせい…そんな事言われても…見れません!!


 先生と見つめ合う事が簡単に出来たら苦労しないもん!!


 ドキドキ ドキドキ心臓が…この甘い雰囲気…心臓が何個あっても持ちません…


 先生の顔が至近距離にあってもう、あたしの心臓はバクバク言ってる!