菜々が俺を受け入れてくれた事が凄く嬉しかった。


 そして何より初めてだって事が嬉しい。


 菜々は、俺が最初で最後でいいんだ。


「菜々の誕生日はいつ?」


「7月22日だよ!どうして?」


「じゃぁ、菜々の誕生日まで待つよ。」


「特別な日に菜々と繋がりたい。」



 大事だからこそその時の気分でなんて出来ないんだ。


 どうせだったら忘れられない記憶にしてやりたいし。


 俺が心から好きって事を菜々の心に刻みこんであげるんだ!


 菜々は恥ずかしがって耳まで真っ赤になってる。