「あぁ。そうだな。」

 
「菜々は家には休むって言ってあるのか?」


「ううん。 言ってない。」


「じゃあ、ここに居ろ。」


「いいんですか?」



「良いって言うか…どっか行かれても困る。居なくなんないで…なるべく早く帰って来るから。」


「先生…居なくなんないよ。」


 先生が不安がっているように見えた…先生が切なそうな顔するんだ。


「菜々…大人しく、良い子で待ってろよ。」

 

 そう言うと、先生は私に触れるくらいのキスをして学校に戻って行った。