でも、俺は教師だ。


 生徒に本気になるとは思わなかった。


 でも、いつの間にか菅原に惹かれていた。


 菅原に俺の気持ちを言ったら重くないだろうか?


 辛くないだろうか?


 もし、上手くいっても決して許されない関係なんだ。


 そう、俺たちは、教師と生徒…禁断なんだ。


 一人、悩んでいると、菅原は玄関に向かおうとしている。


 このまま、帰したくないと思っていたのか、いつの間にか俺は、菅原の腕を掴んでいた。