「そう?ツンデレのくせに」


「違うもん!」


私が反論したと同時に、社長室のドアが開いた。


そして現れたのは銀髪の男の人。


恐ろしいほど顔が整っていて、どことなくルイに似ている。


「Hello♪久しぶりだね、ルイ」


「あぁ、久しぶりだね、兄さん」


「……えぇ!!??お、お兄さん!?」


「ん?そこに座ってるのは…ルイのガールフレンド?」


「んー、まぁそうだね。付き合ってはないけど」


「へぇ、そうなんだ」


「ル、ルイおろして!」


「なんで?」


「お兄さんに挨拶するからでしょ!」


「別にそのままでもいいでしょ。それに、一度たったら、もう僕の膝に座らない気だろう?」


「なっ!当たり前でしょ!お兄さんの前で恥ずかしい!」


無理やりたとうとしたけど、私の腰を掴んで離さない。


くっ、さすが男…力がある…。


私は素直に諦めて、座ったまま挨拶した。


「初めまして!ルイさんの家に住まわせてもらってます、高梨 唯奈です!」


「可愛い子だねー♪僕はレオ。よろしくね」


ニコニコとした笑顔でいう。