そして、今。


高校生になった私の前に現れたのは…






「 お前、夏菜だろ。



孝弘って覚えてるか?」




可愛らしい垂れ目とは裏腹に冷たい声で、言った。





「 初めまして、死んだ孝弘の兄です。」