私は、深い眠りについた。
もし、本当に私が死んだというのなら本当に説明してほしい。
いったいここはどこなんだ!
さっきからずっと同じことを思っている
ザッザッ
!!!
足音が聞こえた。すぐに目を覚まし起き上がった。
「誰?」
?「それは、こっちの台詞だ。こんな森の奥に何も持たずに寝るなんて、お前馬鹿なのか?」
…………は?
?「………………………いや違うな。少なくとも森での知識はあるらしい。」
「うん、誰?」
そいつは深くフードを被っていて顔がよく見えなけど、声色からして男だという事はわかった。
そして、何よりある一定の位置を保って話しかけている。
?「俺か?俺は、しがない旅人さ。お前こそ誰だよ。このへんの者じゃないだろう」
「なによ、もう少しこちらへ来て話せば良いじゃない。」
?「フッ。」
こいつ今、鼻で笑ったでしょ!
?「なんでわざわざ、罠にひっかからなければいけないんだ?やっぱり、お前馬鹿だな。」
気づいてたのか。
?「けど、地面で寝てる点は褒めてやろう。誰に教わったかは知らんが正解だな」
当たり前でしょ。
?「素人ならば木の上で寝るからな」
「あなたこそ、よく知識がおありで」
?「当たり前だ。何年旅人してると思ってんだ?」
「知らないわよ!」
?「あっそ。てか、早くこの罠といてくれない?近づけないだろ。」
「近づかなくてけっこうです」
?「は?何言ってんの?知らないよ。この森はこの位の時間になると"ブラッシュ"が
群れで来るんだからな。死ぬぞ」
「ブラッシュ?」
?「お前ブラッシュも知らないのか?肉食の野獣だろうが。やっぱり、馬鹿だな。」
肉食の野獣?
それは
かなりやばいですね。
?「まぁ、お前がそれでも生きれるって言うんだったら俺は、何も言わないし、助けてもやらん」
「え?助けてくれるの?!」
?「いいんだろ、助けなくて」
「いや、助けてよ。さすがに肉食の野獣は無理だって」
?「ふーん。なら、この罠早くとけ」
偉そ~に!と、思ったけど今は黙っていないと自分の命が危ない。
………………………………いや、ちょっと待て
ここは、天界じゃないのか?
「ねぇ、ここって天国なの?」
?「………………ついに本物の馬鹿になったのか?お前。」
「違うわよ!」
?「生きてるのに天国とか、ありえないだろ。それとも、あれか、ブラッシュに遭遇しそうだという事が天国なのか?」
「……………遭遇したら地獄ね」
?「だろ、だから天国ではないな」
「なら、ここは、どこよ。」
?「はぁぁ?!お前そんなことも知らずにこの森に入ったのか?ほんとに馬鹿だな。
お前の頭が心配になってきたよ。」
ご心配ありがとうございますね!!
?「ここは、ムリカトー厶王国の南西に位置するパール村のジュダナ森。この国で最も危険な森で村人だって近寄らねーよ。」
「ふーん。はい、とけた。」
私は、男が話している間に罠を解き終えた。
男はズカズカと私に近づいてきた。
?「とりあえずここから離れる。早くしないとブラッシュの群れが襲ってくるぞ。
あいつらは鼻が効くからな。臭いをすぐに嗅ぎ分ける。」
恐ろしい生き物もいたものだ。
と言うかここは、ムリカトー厶王国だとか言ってたっけ?
…………………どこだ、そこ。
私は、社会の教師だ。
世界の国の名前くらいわかる。
しかし、ムリカトー厶王国なんて聞いたことない。
けど、男が言っていることが嘘だとも思えない。
なら、私はもしかして知らない次元に飛んできちゃったってことなのか?
いやいやいや、そんなわけはないだろう。
夢だ!きっと夢に決まっている。
私のそんな願いは次の瞬間無残にも消えていった。
バチンっ!
頬に響く痛み。
「いった!」
夢じゃないのか!!!?
?「何ぼーっとしてんだ。走るぞ!」
「はぁ?!」
私は、男に腕を掴まれて走りはじめた。
もし、本当に私が死んだというのなら本当に説明してほしい。
いったいここはどこなんだ!
さっきからずっと同じことを思っている
ザッザッ
!!!
足音が聞こえた。すぐに目を覚まし起き上がった。
「誰?」
?「それは、こっちの台詞だ。こんな森の奥に何も持たずに寝るなんて、お前馬鹿なのか?」
…………は?
?「………………………いや違うな。少なくとも森での知識はあるらしい。」
「うん、誰?」
そいつは深くフードを被っていて顔がよく見えなけど、声色からして男だという事はわかった。
そして、何よりある一定の位置を保って話しかけている。
?「俺か?俺は、しがない旅人さ。お前こそ誰だよ。このへんの者じゃないだろう」
「なによ、もう少しこちらへ来て話せば良いじゃない。」
?「フッ。」
こいつ今、鼻で笑ったでしょ!
?「なんでわざわざ、罠にひっかからなければいけないんだ?やっぱり、お前馬鹿だな。」
気づいてたのか。
?「けど、地面で寝てる点は褒めてやろう。誰に教わったかは知らんが正解だな」
当たり前でしょ。
?「素人ならば木の上で寝るからな」
「あなたこそ、よく知識がおありで」
?「当たり前だ。何年旅人してると思ってんだ?」
「知らないわよ!」
?「あっそ。てか、早くこの罠といてくれない?近づけないだろ。」
「近づかなくてけっこうです」
?「は?何言ってんの?知らないよ。この森はこの位の時間になると"ブラッシュ"が
群れで来るんだからな。死ぬぞ」
「ブラッシュ?」
?「お前ブラッシュも知らないのか?肉食の野獣だろうが。やっぱり、馬鹿だな。」
肉食の野獣?
それは
かなりやばいですね。
?「まぁ、お前がそれでも生きれるって言うんだったら俺は、何も言わないし、助けてもやらん」
「え?助けてくれるの?!」
?「いいんだろ、助けなくて」
「いや、助けてよ。さすがに肉食の野獣は無理だって」
?「ふーん。なら、この罠早くとけ」
偉そ~に!と、思ったけど今は黙っていないと自分の命が危ない。
………………………………いや、ちょっと待て
ここは、天界じゃないのか?
「ねぇ、ここって天国なの?」
?「………………ついに本物の馬鹿になったのか?お前。」
「違うわよ!」
?「生きてるのに天国とか、ありえないだろ。それとも、あれか、ブラッシュに遭遇しそうだという事が天国なのか?」
「……………遭遇したら地獄ね」
?「だろ、だから天国ではないな」
「なら、ここは、どこよ。」
?「はぁぁ?!お前そんなことも知らずにこの森に入ったのか?ほんとに馬鹿だな。
お前の頭が心配になってきたよ。」
ご心配ありがとうございますね!!
?「ここは、ムリカトー厶王国の南西に位置するパール村のジュダナ森。この国で最も危険な森で村人だって近寄らねーよ。」
「ふーん。はい、とけた。」
私は、男が話している間に罠を解き終えた。
男はズカズカと私に近づいてきた。
?「とりあえずここから離れる。早くしないとブラッシュの群れが襲ってくるぞ。
あいつらは鼻が効くからな。臭いをすぐに嗅ぎ分ける。」
恐ろしい生き物もいたものだ。
と言うかここは、ムリカトー厶王国だとか言ってたっけ?
…………………どこだ、そこ。
私は、社会の教師だ。
世界の国の名前くらいわかる。
しかし、ムリカトー厶王国なんて聞いたことない。
けど、男が言っていることが嘘だとも思えない。
なら、私はもしかして知らない次元に飛んできちゃったってことなのか?
いやいやいや、そんなわけはないだろう。
夢だ!きっと夢に決まっている。
私のそんな願いは次の瞬間無残にも消えていった。
バチンっ!
頬に響く痛み。
「いった!」
夢じゃないのか!!!?
?「何ぼーっとしてんだ。走るぞ!」
「はぁ?!」
私は、男に腕を掴まれて走りはじめた。