毎日 面白くなかった。
私が夢見てた理想の高校生活は早々と崩れ落ちていった。
こんなはずじゃなかった、
その言葉を一体どれほど自分の中で繰り返したことか。
高校生になったらもっとたくさん友達ができて、ネットワークがどんどん広がって、
きっと今まで体験したことのないようなことをして、心の底から笑ったり、友達と馬鹿しあったり、大好きな人とかけがえない時間を過ごしたり、そんな青春の日々を夢見てた。
だけど所詮それは理想でしかなかったんだ。
私は孤独だった。
人付き合いを上手くできなかった。
最初はみんなと楽しく笑って、
ああ高校ってこんなに楽しいんだ、
これから私はどんなキラキラした生活を送っていくんだろう、と期待に胸を膨らませていた。
だけどふと気付いた時には、私は1人になっていたんだ。
どうしたらいいかわからなかった。
中学一年生の時、部活で一人になった経験があった。
その時から私の中で何かが変わっていっていたのかも知れない。