「伊井!!てめーは、お子ちゃまか!!」

友羽の一言で伊井は、弱音をはいて行ってしまった。

「この根性なしが!!」

最後に一発きめて、友羽の方へ行く。


「ありがとー友羽ー」

「大丈夫だよ。困ったときはお互い様。」

友羽は優しいな。

でもまた友羽は悲しそうな顔をするんだ。


よしッッ!!
聞いてみよう。


「ねぇ〜友羽って男子をしばいた後、悲しそうな顔するよね?
なんかあったの?」


少し時間が止まったように、友羽は何も話さなくなった。

「おーい!?」

すると、ゆっくり友羽の口が開いたんだ。


「ってか、うちそんな顔してないよー!
結、どこみてんの〜?」

えっっ!?
違ったんだ...

私の見間違えかなぁ?


「ごっめーん
うちの間違えだったかな〜?」


「そうだよ(笑)」


「けど、うちらには
内緒はなしだよ!!」


「わかってるって♪」


それで、この話は終わったんだ。

まだ友羽はまだ、私に話していないことがあるって思ったんだ。

だから友羽が言いたくなったら言わせる。


私は心の中でそう思ったんだ。