「結ってさぁ外見ちょー可愛いよね。」

「確かに。絶対に素直に大人しくなってれば、モテモテだよ。」


ちょっとお世辞を言ってるようにしか、聞こえなかった。

「ありえないって。だってあんなに、男子から文句言われるんだよ〜」


冷たい風邪が吹いてきて寒くなった。

そんな中でも美穂は私に言ってくるんだ。


「だってさぁ〜違う班から見ててちょー仲良く見えたよ。」


うっっ!!美穂は説得力があることを忘れていた。

「ってか和人って結の事好きって噂ながれてるし〜。」


和人が私を!?

ぅぅん、ありえない。

「嘘はやめよーね。」

「萩原慎だってあんなに笑ったの初めてみたよ。」


「そーだよ。」


みんなが私を責めるんだ。

けど友羽だけ何も言わずに、笑ってるだけだった。