「お前は運動もできて顔もイケメンな完璧男子だからって、油断してるとすぐ老けるからな!」 いや、言ってる意味が分かんねぇし。 つか、馬鹿にしてんだろ。 「お前は老けなそうだよな。馬鹿だし」 「馬鹿は関係ねぇだろ!?」 はははっ。 そんなこんなで体育が終わり、教室に戻っている時だった。 「あ……」 前から、カオが友達と楽しそうに歩いてきたのが見えた。 なるべく何とも思っていないことを装って、平然とした顔で歩く。