すれ違ってしまっていた3年の年月よりも、多くの年月を2人で歩いていけばいい。



俺は、カオが隣にいてくれるだけでいいんだよ。



「恭ちゃん、これ。バレンタインチョコ」

「おっ、ありがとな」




過去の苦しみも、痛みも悲しみも。

これから先の試練も、喜びも、幸せも、君がいれば、俺は生きていける。


なんだって乗り越えていける。


だって。



「カオ」



俺はそっと、愛しい人にキスを落とす。



隣にはいつも、愛しい君がいてくれるから。




おわり。