「おい見ろよ、倉沢花織だ!」



いつからだろう。

君が離れていったのは。



「マジだ!やっぱ超可愛い!!」

「でも他校に彼氏いるんだろー?」



いつからだろう。

君が、遠い存在になったのは。




…いや、君が離れていった理由はもう分かってるんだ。


それは、俺のせいだってことくらい。