『……その声は比呂斗か。
じゃあ、そこには和月たちだけじゃなく、響たちもいるのか、、』



声だけでわかるなんて流石だが、何故俺たちまでわかるのだろうか。



…まあ、それは向日葵だからとしか言いようがないが。



響「ああ。いるよ」



『………結果発表だっただろ?テスト。
大丈夫だったか??』



…なんで知ってんだ。



思わずそう口にしそうになったが、慌てて呑み込んだ。



天「よく知ってんね。
まあ、彼方と響と伊織が危なかったけど大丈夫だよ」



輝「…琥珀と陽向は相変わらず1位だったし。」



『…そう。』



それだけ呟いて、沈黙になった。



勇起斗「……んで?なんで来ないの??」



『…………悪い。忙しいんだ』



…忙しい、?



確かに、俺たちが仕事をやらない分、向日葵が殺っているが、そんなにか?



倉庫に来れないほど、大変なのか??



和月「…次はいつくんの?」



『………。
今週に一回行く』



多分…。と小さく付け足されたが、行くと言ったからには向日葵は来るだろう。



翔流「…土曜は、報告会があるよ」



『……ん。知ってる』



沙夏「……じゃあ、絶対来てよ?」



『ん………』



和月「忙しいとこ悪かったな。
じゃあ、またな」



『…ん。』ブチッ



小さく聞こえた向日葵の返事を最後に、カズは電話を切った。