琥珀「こっちは右から、永遠、久遠、星藍、陽向、俺、琳歌、騎士。
以上24人だ。」



わかったか?と俺たち、そして'向こう'に問いかけ、目が合った俺はコクリと頷いた。



『誰が居るのかはわかったが、なんで騎士たちがいるんだ?向日葵が居なくなったことは琥珀が教えたのか??』



聴こえてきたのは、はたまた聞き覚えのある声だった。



琥珀「俺は教えてねーよ、蓮磨。」



『え、じゃあなんで?』



声の相手、蓮磨とかいう奴は琥珀に問いかけた筈なのに、何故か全員の視線が俺に集まる。



…俺に答えろっつーのかよ。



騎士「…会社で紙見つけたんだよ。」



俺を見つめる視線から逃げるようにくるりと背を向け、カウンターに肘をついて答えた。



琳歌「紙?」



秋良「つーか、会社って??」



琳歌は俺の顔を覗き込むように聴いてきたが、後ろからの問いかけに一瞬動きが止まる。



…そういや、こいつら知らなかったのか。



……まあ、でも知る気があってここに来たわけだし。



言っていいんだよな?



騎士「…虹グループって知ってんだろ。その会社だよ」



響「虹グループ??ってあのトップレベルの?」



龍海「…おい、まさかその会社の、」



龍海という奴は割と鋭いらしい。



俺を信じられないような目で見てくる。



他にも何人か気づいた奴もいるらしく、わからない奴は早く言えよと俺を鋭い目で捉えた。



騎士「はあ…
向日葵は虹グループの社長代理で俺はその専属秘書だ。」