あの時の恩は何をしても足りないくらいだ。



…俺が今ここに無事でいられるのは、あの時のソラのお陰だから。



どうしても、それこそ命が掛かってでも、俺は向日葵を助けたい。



死にたくない。死ぬ覚悟なんてない。



それでも、役に立つなら俺は協力したいんだ。



比呂斗「……そう、だよな、、。」



熱が冷めたのか、ヒロはポツリと呟いた。



沙夏「…輝たちに何があったかなんて何も知らないんだよね、、」



翔流「……琥珀たちのことも、向日葵から聞いた記憶喪失のことしか知らないよね。」



下「……それもそうだよな!」



下「オレなんかでも協力出来るなら…!」



サナたちに続いて他の下っ端たちもいつものテンションに戻ってきた。



そして、わらわらと段ボール箱に集まりだした。



…そんな中、唯一動かなかったのは、



勇起斗「…俺は、どうしても許せない。」



ユキだ。



沙夏「…ユキ…、。」



勇起斗「確かに、助けられたし仲間だとも思ってる。
でも、どうしても殺し屋だと認められない。
…いくら罪があったって命は一つしかないんだ!それなのにっ、!!」



和月「でもそれは、」



好きでやってるわけじゃない。と続けようとしたが、ユキに遮られる。



勇起斗「わかってる!わかってるよ!!
好きでやってる訳じゃないのは、わかってるけどっ!!!!でもっ!それでも、殺人を認めることは出来ない!!」



『別に認めなくていい。』



「「「「「「「「「「!!??」」」」」」」」」」