「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」



比呂斗「!?カズ!?」



誰一人として動かなかった中、俺は段ボール箱の中に手を突っ込んでいた。



各一つずつ手に取り、俺は後ろの騒がしいのを全て無視し、取り付けた。



そんな俺にイラついたのか、グイッと肩を後ろから引っ張られ、俺は強制的に後ろを向かされた。



比呂斗「カズ!お前何してんだよ!!」



俺を引っ張ったのは、ヒロ。



それを囲むように俺を見るのは、カケル、サナ、ユキ。



和月「何って、コレ付けただけだけど?」



…俺は、多分混乱しすぎて自分でも何を言っているか分かっていなかった。



だから、俺はヒロたちを挑発するような言い方をしたんだと思う。



翔流「…それを付ける意味が分かってるの?」



勇起斗「あいつらは!俺たちを騙してたんだぞ!?」



沙夏「…カズはそれを許すの??」



--プチンッ



口々に俺を責める4人に、俺の中の何かが切れた気がした。



和月「許すも何も俺は裏切られたなんて思ってない!!

確かに!輝たちが殺し屋で俺たちを騙していたのかもしれない!!
だったら、スパイだった伊織さんはどうなるんだよ!?前から居たからいいのか!?
それだけのことで伊織さんは許すのかよ!!」



勇起斗「っ!それでも!!殺し屋とスパイじゃ度が違すぎるだろ!!」