葉亮「じゃあなんで"あゆ"が弟の名前を!」



響「ちげーよ。"宇賀響"は俺の名前だ


俺の弟は、"宇賀歩"だよ。」



「「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」」



どうゆうことだよ、?



なんで、響の弟である"宇賀歩"が彼方と同じ幼稚園に通ってた"宇賀響"なんだよ??



それに、響は"宇賀歩"と名乗って彼方と葉亮の同じ小学校に通ってたんだろ、?



響「…覚えてるか?
俺が小学生の時に話した家の話。」



「「覚えてるよ!!」」



懐かしそうに問いかけた響に、彼方と葉は即答した。



そんな2人に苦笑いし、響は話し出した。



響「あの時話した家のことは大体は本当なんだ。

弟である"歩"が父親に、兄である"響"が母親に。
本当だったらそうなるはずだった。



けど、間違えられたんだ」



え?



天「間違えられた??」



……っ!



俺は、最悪の展開が頭に浮かんだ。



…だってそうだろ?



間違えられた。ってことは、



響「俺が"歩"として、父親に引き取られたんだ。」



親が間違えたとしか、考えられないだろ??



彼方「…"あゆ"と"ひび"を、間違えた、、?」



響「そう。
しかも、父親は夜中に離婚届だけ置いて俺を連れ去るように家を出たんだ。


俺が"響"だと気が付かずに。」