いきなり出た雫に少し驚いて、思わず聞いてしまう。
『うんそうだよ!!
どうしたの?』
「あ..
今日大丈夫かな?って想って...」
雫は大切な友達だから...
なんて心の中でつけたした。
『あ、なぁんだ!!
大丈夫大丈夫。
波音ありがとう-!!』
いつもと変わらない雫の明るい声になぜかほっとする。
ねぇ、雫かわったりなんかしないよね?
願い、だったのかな。
私は本当に雫が好きなんだよ。
「雫今日陸といったんだっけ?
柊にちゃんと迎えきてもらった-?」
明るい声につられ、わたしも少しおどけ口調になる。
『うん!!!
陸君すごく優しかった-!!!
でねっ!!聞いて?
今日、あたし陸君とねたんだ-!!!』