「え...!?」



突然の言葉に陸は戸惑う。



「今日だけだから...。



あたし...




あたしはっ..





陸君に波音を近づけたくないよっ!!!」





診療所の静かな空気が震えるようだった。




「俺、は...」



俺は、何も言えないと陸は想った。



でも、雫のことを傷つけたくない...