「陸...くん」





振り返るとベッドに寝かせたはずの雫が陸の真後ろに立っていた。



「おい!!!お前は寝てろよ!!!」




陸があわてて雫の手を引っ張る。





「お願い...寝るから、お願いがあるの。」





雫が瞳に涙をためながら陸の手を掴み返す。


「ん?」




「今日だけは...


あたしのそばにいて。



一緒にココで寝ててっ」