「あぁ、山本頼むな。」


三ツ屋の一言で陸が雫を抱きかかえて教室を出て行く。





心がぎゅっとなる。だけど私は、気がつかないふりをしようとしたんだ。





雫は病気なんだ...



仕方ないよっ...。









でもその光景を見ながら私達は...




私と柊は、




どうすることもできなかった。