「だから...ごめん。波音。



俺は...幼なじみとして雫の恋を応援する。」




柊が優しく微笑む。



「うん、ありがとう。雫は幸せモノだね。」



波音も笑う。





「俺にはそれしかできなかったんだよ。」







そういって愛しげに雫を見る柊が美しいと想った。






いつのまにか夕日が私たち4人を暖かく照らしていた。