動く事なんかできやしない。

金縛りにあったように、俺はその光景を眺め続けていた。


なんでこんなに綺麗なんだよ、お前。


俺が、近づけないじゃねーか。






満月が光り輝く。



波音が輝く。




俺の心もきっと今までで一番輝いてる。









そっと波音のほうをみると、波音が突然叫びだした。




「陸――――――!!!!!





大好き――――――!!!!!」









え?