私はその日取り憑かれたようにパソコンと
向き遭った

おかげで定時で上がる事が出来た

鉛の様に重い身体を弾こずるながらようやく家に着いき玄関で崩れて落ちた

何が起こったのか考える気力もない

現実か夢かわからない

フラフラとシャワーを浴びコンビニで買った、おにぎりを口に頬張る

味もない砂を噛んだように口の中で
飲み込む事が出来ない

お茶で何とか流しこむ

早くこの現実から逃れたい

ベッドに潜り込んで眠ろうとするけれど
なかなか寝る事が出来ない

あの男の顔が離れくれない