『あき、あき、』

「…」

『大丈夫? 顔が真っ白だよ』 

「寝不足で、少し休んでくる」

動かない足を動かしやっと休憩室に着いた

震えが止まらない

息が出来ない

わからない

わかりたくもない

なぜあの男がいるの

今の私が消えてしまいそうで怖い

あの男が怖い

怖くて怖くて体が震える

今の私には受け入れられない現実だった