「こいつ俺のなんで離してもらっていいすか?」




え?え?なにが起こってんの?
状況が飲み込めず慌てるあたし。




「ちぇっ。なんだよ。彼氏持ちかよー。
先に言えっつーの」
そんな言葉を残して男は帰っていった。



まだ、口をあけたままのあたしに

「大丈夫?」って

声をかけてくれる男の子。