会社のそばの、ダイニングバーで、私たちは夕食を取った。



ちょっとうるさいけど、食事は美味しい。



大好きなマルガリータピザを悠斗とシェアして、食べようとしたら、悠斗がピザを持った私の手を、自分のほうにむけて、私のピザを齧った。


何だかおかしくなって、笑ってしまった。



「あーあ、俺、みなおのこと、凄い好き。一緒にいると、それだけで、テンション高くなっちゃうな」




悠斗のつぶらな瞳がきらきらしてた。



テキーラサンライズが回ってきて、とろんとした目で、悠斗を見た。




「そんな、色っぽい目で見ないで。帰せなくなっちゃうから」




「ふふふ、悠斗が、どんなふうになるのか、知りたいかも」