私は、余裕を見せて、答えた。



悠斗は、自分も未だに同期会、やってるよ、年一だけど、とか、喋っている。



ちょっと、いずらいな、と思ったところで、お昼の時間が終わりかけているのに、気が付いて、私たちは、急いで食事を終わらせた。



「じゃあ、夜ね」


「やだよ」


私は冗談ぽく、言った。



「え、駄目なの?」


もの悲しそうな悠斗。




「本当は、いますぐじゃなきゃ、やだよ。でも、しょうがないな、夜でも」


勝負のアヒル口で私は言った。


悠斗は、あっけに取られてから、赤くなっていた。やった。



二人とも、あわただしく席を立つと、後ろに私の同期たちが座っていた。



まあ、いいか。


ちょっとばつが悪かったけど、あきらめて、私は、つぶやいた。